探偵といえば尾行や追跡などで浮気など調査全般を請け負っているところです。


なんとなく復讐依頼と親和性があるような気もしますが、この探偵が復讐依頼を受けることはありません。


なぜかという理由はいくつかありますが、大きいのはリスクと探偵の素性が関係してくるでしょう。



探偵というのは警察の許可を受けて運営をしています。


許可が必要な理由としては尾行を合法的にするには届け出をする必要があるからです。


これを行なっていないと尾行なのかストーカーなのか分かりませんし、何より違法行為となってしまいます。


まぁ何の許可も得ていないのに後をつけて住所を調べるなんて怪しすぎて堪ったものじゃありません。


つまり復讐依頼のような世間的に後ろめたいことを、警察に許可を得た業者が受けるのか?という話です。



もう一つは許可を得て初めて探偵を名乗れるのですが、探偵は怨恨に絡む依頼を受けないというのがあります。


なぜかというと違法行為を助長する可能性があるからです。


恨んでいる人間の住所を調べて欲しいなんて頼んでも断られるだけです。


仮に嘘をつこうとしても住所を調べるという依頼は探偵も相当慎重になっています。


行方知れずの親戚を探して欲しいという依頼にも血縁者である証明などを求めてくるので嘘はつけません。


それだけ自分たちが法を犯す手助けを絶対にしないという姿勢の表れでもあります。



このようにリスクと探偵という業種が障壁となって、復讐依頼を探偵が受けることは無いのです。


復讐依頼をしたければ復讐屋、というのがオーソドックスな流れになります。