やれ復讐依頼が法に反しているだの罪になるだのという話がありますが、それは正しくありません。
とはいえどんな復讐依頼をしても問題がないということでもありませんから、誤解をなくして正しい理解をすることが重要です。
復讐依頼というのは平たく言えば委託契約の類になり、自分がやろうとしている復讐を第三者に委託するということになります。
もっと噛み砕けば「○○をやってください」というお願いになるので、それ自体に違法性などが発生しようもないのです。
しかし前述の通り法に触れる依頼をしてしまえば当然ながら罪になりますから、その線引きをしっかり考えておく必要があります。
なぜそうなるのかといえば、例えば学校で同級生にペンを取られたとしましょう、学生時代は身近に必ずあったような話のはずです。
このペンを取り返すことは元の所有者に戻すことなので正当性がありますが復讐とは言えないと思います。
ペンを取った事実を周囲に伝えて先生に制裁してもらうことや、友達が距離を置くようになること、これらは復讐と言えますし法に触れることもありません。
しかし仕返しといわんばかりに相手の私物を取ってしまったり、物理的な喧嘩を始める、学校にいられない程の悪評を流すというのは現代社会では違法行為になります。
それぞれ窃盗、暴行or傷害、名誉毀損といったところでしょうけども、私は法曹ではないので正確な分類は専門家に聞くべきでしょう。
さて、これらの行為を第三者に依頼したとして、この依頼は全て違法でしょうか?
答えとしては法に触れるものもあれば触れないものもあるという形に落ち着くはずです。
復讐依頼にしても同じことがいえますから、法に触れない依頼の仕方であれば罪になりようもないのです。